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      2018/08/02

から紅の恋歌で登場した百人一首は?新一とのやりとりや返事の意味も








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年々興行成績を伸ばしている「劇場版名探偵コナン」シリーズ。昨年は「から紅の恋歌」が爆発的なヒットを記録しています。

タイトル通り恋愛要素が多く詰め込まれていて、ほっこりとするシーンも多くありました。そんな甘酸っぱい感情を百人一首になぞらえて例える描写は、なんとも秀逸なものでしたね。百人一首好きにはたまらない内容でした。

では、物語の中心となっているその短歌、皆さんは覚えているでしょうか?

今回は使われていたシーンと共に、その短歌について振り返ります。「より映画の面白さを味わいたい」という方はぜひご覧下さいね!

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「から紅の恋歌」で主に登する短歌と使われたシーン

では早速作品内にて登場した短歌についてそのシーンと共にご紹介します!

①忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで(平兼盛)

〈訳〉忍びこらえているけれど、とうとう素振りに出てしまった。何か物思いをしているのですか、と人が尋ねるほどに。

これは、隠そうとしても隠しきれない程膨れ上がった恋心を詠んだ歌です。

作品内では、和葉が競技カルタで勝つために得意札として選んだ歌ですね。平次への想いを隠そうとする和葉に対して、紅葉が「忍ぶれど、やなぁ」とからかうシーンもありました。

なかなか素直になれない和葉にはピッタリな歌となっていましたね!見ているこっちがもどかしくなりますが、こんな時もあったなとほっこりする要素でもあります。

事件においても、平次が犯人の残した形跡を「忍ぶれど、っちゅうやつか」と例えるシーンも印象的でした。

ちなみにこの歌を和葉が得意札として選んだ理由の一つとして、「平」が平次の名前を連想させる、といった意味もあったようですよ。「平次の札にしか見えなかった」と話す和葉は、とっても可愛らしかったですね!

作品において幾度と登場する、鍵となる歌の一つです。

②めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな(紫式部)

〈訳〉久しぶりにめぐり逢い、見定めのつかないうちに雲間に隠れてしまった夜半の月のように、貴方はあわただしく姿を隠してしまい残念です。

これは、久々に逢えたのに慌ただしく帰ってしまった幼友達への名残惜しさを詠んだ歌です。

やっと逢えたと思ったのに、いつもすぐにいなくなってしまう新一。そんな彼に対しての蘭の想いを代弁したような歌になっていますよね!

この歌自体は恋の歌ではありませんが、それを新一への想いとして選ぶのも、とても純粋で蘭らしい印象を受けますね。

③瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ(崇徳院)

〈訳〉川瀬の流れが早いので、岩にせき止められた急流が二つに分かれてもまた一つになるように、貴方と別れてもいつかはきっと逢おうと思う。

紅葉が平次に対する想いとして、涙ぐみながらこの歌が詠まれた札をしみじみ見つめるシーンがありました。幼い時からずっと平次との再会を待ち望んでいた、紅葉の一途な想いを知ることができますね!

また終盤、蘭が「めぐり逢ひて」の歌を皮肉を込めて新一に送った際、返答歌として選んだ歌でもあります。

なかなか蘭の側にいられない新一が、今は離れていても必ず帰ってくる、という約束を込めた歌ですね。肝心の蘭は、この歌の意味忘れていたなんてオチもついていましたが…笑

ファンとしては、新一が戻ってきたら作品が終わってしまうので、複雑な気持ちではありますけどね。。

タイトルの語源となった短歌は?

「から紅の恋歌」の「から紅」の由来となった短歌が、百人一首の中にあります。では、その短歌についてご紹介します!

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは(在原業平朝臣)

〈訳〉不思議なことが多かった神代にも聞いたことがない。竜田川が真っ赤に括り染めになるなんて。

この歌は、竜田川に散り流れる紅葉の美しさを詠んだ歌です。今回新しいキャラとして登場している「大岡紅葉」を象徴していることが分かりますよね。

今回の見所の一つは、秋の京都の情景の美しさとなっていますが、それを示すにピッタリなタイトルです!

この他、エピソードはないものの、以下の「紅葉」を取り入れた短歌も事件に関連して登場しています。

24番 このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに(菅家)

26番 小倉山 峯のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ(貞信公)

32番 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(春道列樹)

69番 あらし吹く み室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり(能因法師)

事件においてキーの一つとなっているので、注目してもらいたいポイントです。

これらの歌は、自分の名前を取り入れているということで、大岡紅葉が得意札としていましたね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?百人一首の意味を知ると、より作品の深みを感じられるきっかけになりますよ!

それがこの作品の醍醐味でもありますしね。ぜひ改めて「から紅の恋歌」を楽しんでみて下さいね!

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